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「ロスカット」「マージンコール」について

レバレッジを掛けた取引を行うと、相場に急激な変動があった場合、予想以上に大きな損失をこうむる場合があります。

そのため、一定割合以上の損失が発生した場合、トレーダーの意志とは無関係に強制的に決済(損失を確定)して、損失を証拠金内におさめようとするシステム(=ロスカット)が導入されています。

ロスカットとは

ロスカットとは、含み損が大きくなりすぎた時に更なる損失の拡大を未然に防ぐため、その対象ポジションを自動的に決済する制度のことです。
ロスカット・ルールが設けられていないと、証拠金を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない可能性もあります。
FXは、レバレッジを高くかけることができる反面、損失もかなり大きくなってしまうリスクがあります。それを避けるためにあるのがロスカットです。

ロスカットレベル

証拠金維持率があらかじめ設定されている割合(ロスカットレベル)を下回った場合、ロスカットが適用されます。強制決済されてしまうと、証拠金の大半を失うことになりますが、証拠金以上の損失が出るのを防ぐことができます。

ロスカットレベルは取引業者によって異なりますが、証拠金維持率の20%~30%に設定しているところが多いようです。取引を開始する前に、確認しておきましょう。

マージンコールとは

強制ロスカットが発生する危険性が高くなった場合に、FX業者から届く警告のことです。
すべてのFX業者が設けているルールではありませんが、投資家保護の面から必要なシステムです。
マージンコールレベルも取引業者によって異なりますが、証拠金維持率の50%を下回った時に設定しているところが多いようです。

マージンコールが発動されたら?

マージンコールが発動された場合、取引業者が指定する時刻までに、以下のいずれかの選択を実行しなければなりません。

・追加で必要な証拠金額を入金する
・マージンコールを解消するのに十分なポジションを決済する

マージンコールが発動されても、何も対処しないでそれを放置状態にしておくと、「ロスカット」に移行され強制的にポジションが閉じられてしまいます。

ロスカット・マージンコール

上図は、ロスカット・マージンコールの一例です。
ロスカット・マージンコールの水準はFX業者によって違いますので、詳しくはお使いの取引業者にお問い合わせください。


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