FXとは？

FX（外国為替証拠金取引）とは

よくテレビなどのニュースで、「今日の外国為替相場は1ドル＝○○円で推移しています。」という言葉を耳にしますが、これは、為替相場の値動きを伝えているものです。

外国為替市場とは、異なる2つの通貨(例えば、円とドルやユーロなどの外国通貨）の交換・売買を行う市場です。


例えば、ドル/円相場で1万通貨（＝1万ドル）取引する場合、1ドル＝111円の時に、円を売ってドルを買い、為替レートが1ドル＝112円に上がった時、そのドルを売ることでも1万円の利益が出ます。


このような通貨の交換に、以下の特徴が加わった金融商品がFXです。

FXの特徴

■特徴1■　レバレッジ効果で少額から取引できる

レバレッジとは、「テコの原理」のことで「小さな資金で大きな金額を動かせること」を意味します。
FXは、差金決済取引なのでレバレッジを効かせた取引が可能です。差金決済取引とは、取引の段階では現金を動かさず、取引で生まれた差額分だけを決済するという方式です。

例えば、ドル/円相場が1ドル＝100円の時に1万ドルを買うと、通常であれば必要になる現金は100万円（100円×1万）です。
しかし、差金決済では差額だけを決済しますので、ドル/円相場が1ドル＝102円になって決済し2万円利益が出た場合、この差額の2万円だけを授受することにより決済を行います。現物の受渡しはしません。

現物取引では100万円を準備しないとこの2万円は得られませんが、差金決済取引はレバレッジを効かせることができるので、レバレッジが10倍であれば、10万円を準備するだけで（＝100万円分の取引が可能となる）この2万円の利益を得ることができるのです。

このように、少ない資金で大きな金額の取引を可能にする仕組みがレバレッジです。


※日本国内のFX業者が個人向け口座でかけられるレバレッジは、25倍までと法律で決められています。
※上記の利益は税金を考慮しておりません。FX取引では確定申告が必要になる場合があります。
詳細はご利用のFX業者様、または国税庁のホームページなどをご確認ください。

■特徴2■　スワップポイント

スワップポイントとは、取引対象通貨国の金利差により発生する金利相当分のことで、金利差調整分ともいいます。

例えば、豪ドルなどの高金利通貨を買って日本円などの低金利通貨を売った場合は、その金利の差額を受け取ることができます。このスワップポイントは決済するまで毎日発生します。

ただし、スワップポイントは必ず受け取れる訳ではありません。高金利通貨を売って低金利通貨を買っている間は、逆に日々、差額を支払う必要が出てきます。


これは、FXが通貨の交換を行うのと同時に金利の交換も行われるためです。

スワップポイントは、金融市場の変動によっても変化します。また、FX業者によっても異なります。日々のスワップポイントは各FX業者のホームページなどでご確認してください。通常、1万通貨あたり1日に何円もらえるかが記載してあります。

■特徴3■　24時間取引できる

外国為替は、世界各地にある銀行間（インターバンク）で取引されています。そのためFXは、月曜の朝から金曜の深夜（土曜の早朝）まで、平日であれば24時間取引が可能です。

為替市場の1日の始まりは、太陽が最も早く上がるオセアニア市場から、時間の経過とともにアジア市場⇒ヨーロッパ市場⇒アメリカ市場と進んでいき、再びオセアニア市場に戻ります。

自分のライフ スタイルに合わせて好きな時間に取引ができますので、日中にしか取引できない株式投資と違って、投資の幅が広がります。

■特徴4■　個人投資家にとってフェアな市場

外国為替市場の取引量は金融市場最大です。1日あたりの取引量は、なんと約4兆ドル（1ドル100円換算で400兆円）。東京証券取引所の1日の取引高はおよそ1.5兆円なので桁違いの大きさです。
市場参加者も多く取引量も多いため、価格操作やインサイダー取引が安易にできる舞台ではありません。そういった意味では、外国為替市場は個人もプロも同じ。個人投資家にとってはフェアな市場 であるといえます。

■特徴5■　シンプルでわかりやすい

株式投資では国内だけでも何千もの銘柄があり、銘柄を選ぶだけでも大変です。
FXでは、各FX業者で厳選された数十種類の通貨ペアの中から選ぶだけなのでとてもシンプルです。

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