必ず覚えておきたいFX用語
スワップポイント
「スワップポイント」とは、2国間の通貨金利の差額のことです。
高金利の通貨を買って、低金利の通貨を売ればその金利の差額を受け取ることができます。逆に高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買った場合には、差額を支払う必要があります。
→スワップポイントとは
レバレッジ
「レバレッジ」とは、証拠金の数倍から数十倍の金額で取引ができる仕組みのことです。
レバレッジを効かせることで少ない資金でも大きな取引ができるようになります。
→レバレッジとは
証拠金
「証拠金」とは、FX業者に担保として預けるお金のことです。FXは、証拠金をもとにレバレッジを掛けて少ない資金で大きな取引を行います。
証拠金には、いくつか種類があります。
- 必要証拠金
ポジションを維持するために必要な金額のことです。
為替レートの変動に伴い、必要証拠金の額も変動します。 - 有効証拠金
証拠金に為替レートの変動で発生した為替差益や損失を加減した金額のことです。
有効証拠金から必要証拠金を差引いた金額の範囲内で新規注文が可能になります。
証拠金維持率
「証拠金維持率」とは、必要証拠金に対する有効証拠金の割合のことです。
証拠金維持率の値で、保有しているポジションの現状が確認できます。
証拠金維持率がFX業者が設定している水準を下回るとマージンコールの発動やロスカットが適用されます。
ロスカット
「ロスカット」とは、一定割合以上の損失を出した場合、それ以上の損失を防ぐため、強制的に決済を行い取引を終了させる仕組みのことです。
ロスカット水準は業者やレバレッジのコースにより異なります。
→ロスカットとは
マージンコール
「マージンコール」とは、ロスカットが発生する危険性が高くなった場合にFX業者から通知される警告のことです。
マージンコールが発動された場合、決められた期限までに追加で証拠金を入金するか、保有ポジションを減らす必要があります。
→マージンコールとは
ポジション
「ポジション」とは、注文してから決済するまでの保有している通貨の持ち高(残高)のことです。
買いから入れば、「買いポジション(ロングポジション)」、売りから入れば「売りポジション(ショートポジション)」を持っているといいます。
ロット
「ロット(Lot)」とは、FX取引の取引単位のことです。
ロットの定義は、FX業者と通貨ペアにより異なります。
1ロット1万通貨が一般的ですが、1000通貨、100通貨などさらに小さい取引単位を設定している業者もあります。
通貨ペア
「通貨ペア」とは、売買する2種類の通貨の組み合わせのことです。
FX取引は、色々な種類の通貨ペアの中から通貨ペアを選んで取引を行います。
通貨ペアの表記にはルールがあります。「米ドル/円」というように、通貨の間は「/」で区切り、左側は支払う通貨、右側は購入する通貨を表記しています。
ビッド・アスク
ビッド(Bid)は通貨を「売る」ときの値段、アスク(Ask)は通貨を「買う」ときの値段のことです。
スプレッド
「スプレッド」とは、FXで通貨を売買するときのビッドとアスクの差のことです。FX業者の実質的手数料にあたるものです。
スプレッドは、FX業者や取引する通貨ペアで異なります。
スリッページ
「スリッページ」とは、注文時の価格と約定時の価格の差のことです。
相場の急落や急騰時はスリッページが大きくなることがあります。
スリッページを防ぐために、スリッページの許容範囲を設定できるFX業者もあります。
ショート・ロング
「ショート」とは、売りのことです。高いときに売り、安いときに買い戻して決済します。
売りポジション、売り持ちとも呼ばれます。
「ロング」とは、買いのことです。安いときに買い、高いときに売って決済します。
買いポジション、買い持ちとも呼ばれます。
店頭FX取引
「店頭FX取引」とは、FX業者と投資家が直接取引することです。
FX取引の大半が、この店頭FX取引で行われています。
くりっく365
「くりっく365」とは、東京金融取引所で行われている外国為替証拠金取引のことです。為替取引としては唯一の取引所取引です。
ピップス
「ピップス(pips)」とは、FX取引で使用される値幅単位のことです。
基本的にドル/円やユーロ/円などのクロス円の場合、小数第2位である「1銭(0.01円)」が1pipsとなります。またユーロ/ドルや豪ドル/米ドルなど対ドルの通貨ペアの場合、少数点第4位の「0.0001ドル」が1pipsとなります。
異なる通貨単位の値幅をわかりやすく比較するために「pips」を利用します。
クロス円
「クロス円」とは、米ドル以外の通貨と円の通貨ペアのことです。
ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円などがクロス円になります。